沖縄復帰50周年

〇沖縄は1945年の太平洋戦争後、米国の統治下におかれた。その間住民の人権や自治権は制限された。沖縄から本土への出入りにはパスポートが必要になり、通貨は円ではなく1ドル360円の米ドルだった。その後沖縄が日本の施政権下に戻ったのは27年後の1972年5月15日だった。その日から今日が50年経った。
沖縄では住民の土地が強制的に米軍に接収され基地となり、朝鮮戦争、ベトナム戦争、湾岸戦争の前進基地となった。
復帰後沖縄は空港やダム、道路などのインフラ整備が進み、観光産業が飛躍的に発展した。しかし沖縄は米国統治下にあった当時全国は高度成長を遂げていたが沖縄は停滞したままで所得水水準に大きな開きが出来てしまった。
観光が主要な産業の沖縄で歴史と観光の中心だった首里城(写真)が2019年10月31日に焼失した。現在2026年の完成を目指して動き始めた。さらに観光への影響を与えているのがコロナ感染者の急増だ。沖縄の人口10万人当たり感染者数は1031人と2位の北海道の388人を大きくうわまわっている。
当面の課題は市街地に隣接する普天間基地の辺野古への移転である。県が移転を強く反対しているが世界一棄権といわれているがどのように対応するかが大きな課題である。

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